はじめに
今、大注目の360度動画をご存知でしょうか?ヘッドマウントを付けることで、その場にいるかのような錯覚に陥る新しい感覚を提供してくれます。今後、360度動画は様々な広告に応用することが期待されています。
弊社でも360度動画の依頼を受けることが増えており、今後の展開が楽しみなコンテンツの一つです。
360度動画とは
360度動画はヘッドマウントを付けることで、その場にいるかのような錯覚に陥る新しい感覚を提供してくれます。
最近では、Youtubeも360度動画に対応していたり、2016年10月にはSONYからもプレイステーションVRが発売されるなど、今後の展開に大注目の新技術です。
ヴァーチャル・リアリティ(VR)や360度動画といったキーワードを耳にした事が有る人は多いと思いますが、詳しい人はまだ少ないのではないでしょうか。
360度動画がなぜ注目されていて、どのような魅力が有り、どのように活用できるのかについて、実例を併せて紹介します。
360度動画が注目される理由
360度動画が従来の動画と一番異なる点は、一度映像がはじまると、どの人や物体に注目するか、見る人の自由になる点です。
少し大袈裟かもしれませんが、動画を視聴する人が、監督の椅子に座ると言い換えることができるかもしれません。
360度動画が見ている人に与える印象は、実際に体験する前を遥かに凌駕します。
それは、ヴァーチャル・リアリティとも呼ばれる、まさにその場にいるかのような錯覚に陥る新しい感覚を提供してくれるためです。
この、新しい技術における目新しさには、見ている人を惹きつける力が有ります。
今、この魅力を利用した広告コンテンツが、とても話題となっています。
魅力を活かした360度動画広告
360º Tour of the George Home
360度動画の魅力を活かした例として、ジョージ(家具や衣類のオンライン通販ブランド)の仕掛けたゲームが有ります。
ジョージは自社の商品でコーディネートされた家の中に、隠しコンテンツを仕込んだ360度動画を作成しました。
また、この隠しコンテンツは複数あり、すべて見つけた人にはクーポンをプレゼントするといったゲームでした。
結果として、この動画はWeb上で評判となり、FacebookとYouTubeを合わせて100万回近く再生されることとなりました。
360度動画によるヴァーチャル・リアリティは目新しいだけでは無く、その場の空気感に触れることができるとても魅力的な技術です。
ジョージの例のような、ゲームを映像に組み込み、”しっかりくまなく見てもらう”広告として仕掛けることも可能です。
ジョージのように家具や衣類などを、360度動画の空間に展示するような使い方も効果的です。
しかし、ここまで凝ったアイデアが無くても、相性が良い広告のジャンルが有ります。
それは、空間そのものを紹介・発信です。
例えば不動産の広告でしたら、家の見取り図を見るよりも遥かに良質な体験が家に居ながらできるようになります。
店舗紹介でしたら、実際に訪れた際のワクワク感を360度動画から感じることで、消費意欲が向上するかもしれません。
ミュージシャンのライブ会場やスポーツの試合であれば、特等席で臨場感を楽しむことができます。
今後の360度動画について
YoutubeやFacebookでの360度動画サポートが進み、
誰もがお手持ちのスマホ・パソコンで視聴できるようになりました。
より没入感の高いヴァーチャル・リアリティを感じるためのヘッドマウント・ディスプレイについても、比較的安価で販売されており、
今後SONYから2016年10月に発売されるプレイステーションVRによって、より身近になると言われています。
まとめ
今回は360度動画の一部を紹介しました。
不動産や店舗紹介に360度動画を利用すると、閲覧する人は実用性に加えて、新しい技術における目新しさを同時に感じることになります。
360度動画は視聴の主導権を視聴者に渡すという意味で、革命的な映像コンテンツです。
また、紙面で見るよりも、分かりやすくて楽しいので、広告コンテンツの中心になる日も近いかもしれません。
今後、360度動画がどのように利用されるのか、目が離せません。
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