ふと目にした広告が感動的で、思わず涙がこみあげてくる…。そんな経験が誰にもあるのではないでしょうか。
多くのプロが心血を注いで創り上げるCMには、人の心を動かす力があります。企業や商品の宣伝のための広告に、「感動」は、必要なのでしょうか?
感動が広告にもたらす効果
「消費者が広告に求める(期待)する機能」の調査※では、消費者が広告に求めるものとして、「商品情報機能」だけでなく「イメージ形成機能」が挙げられています。90年代前半の回答が「娯楽話題提供の機能」だったことと比べると、大きな変化が見られます。” 「モノ消費」から「コト(見えない価値)消費」へ “という言葉が近頃流行しているのも、こういった消費者の「心を動かされたい」という気分を反映しているのかもしれません。
さらに、感動体験には次の3つのような心理的効果があると言われています。
- 強烈な情動体験の感動は、記憶に残りやすく、くり返し思い出されやすい。
- 感動体験は思い出すこと自体が快感となる。
- 広告に感動すると、その商品・企業へのイメージがアップする(ハロー効果)。
このように考えていくと、広告にとっての「感動」は、情報に溢れた現代において、視聴者に確実にメッセージを届けるための、強力な武器だと言えるのではないでしょうか。
それでは、さっそく事例を見てみましょう。
「女の子らしい」ってどんな意味?P&G
「女の子らしく走ってみて」「女の子らしくボールを投げて」そう言われたら、あなたはどう動きますか?この問いを10歳以下の女の子と、10代後半以降の女の子や男性に問いかけたとき、驚くべき結果が出ます。P&Gは、思春期を迎えると、多くの人が「女の子らしく」というワードにネガティブなイメージを持つことに注目。少女たちの意識を変えていく#LikeAGirlというキャンペーンを実施しています。企業のメッセージが強くこめられた動画です。
Always #LikeAGirl
感動の力でメッセージを届けよう。
いかがでしたか?心を揺さぶられるような企業広告を5つご紹介しました。普段何気なく目にした広告よりも、強くあなたの記憶に残ったのではないでしょうか。弊社では、顧客の心を掴み、貴社・貴社商品のブランドイメージを向上させるような映像を制作しております。ぜひ、「感動」をテーマにした動画をご検討ください。
※出典:2001年日本広告業協会「消費者が広告に求める(期待)する機能」のアンケート調査。) 「宣伝会議」2003 年6月号掲載
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