ドローンやスタビライザーなどの新しい撮影機器の登場で、映像の世界での表現の幅は大きく広がり、今までにない迫力の映像が撮影できるようになりました。この記事では、最新の撮影機器のメリット・デメリットと、世界シェアNo.1のDJI社のドローンやスタビライザーを使用して撮影した映像を紹介します。
ドローン・スタビライザー撮影のメリット・デメリット
映像業界に新風を吹き込んだドローンやスタビライザーなどの最新の撮影機器。
ここでは、改めてそのメリットとデメリットを整理してみました。
ドローンのメリット
- ドローンならではのアングルからの映像撮影
ドローンにしか撮れない映像が一番の魅力です。対象の間近まで接近したり、鳥が飛ぶような低空から撮影したりと、従来のヘリやセスナを使った空撮では実現不可能だった低空撮影が可能になりました。
最新モデルには4Kに対応したカメラが搭載されており、ブレのない美しい映像を撮影することができます。
- 空中での安定したボバリング
空中に留まった状態で撮影することで、動物の動きを間近で撮影したり、集合写真の様に人の姿を上空から映したりすることができます。
- 人が立ち入れない場所での撮影
遠隔操作で動くドローンならではのメリットです。この長所を活かして、火山の火口や、打ち上げ花火の真っただ中など、今まで見ることのできなかった場所での撮影が可能になりました。
- 低コストで撮影
従来は、上空からの撮影には、レールやクレーンなどの本格的な撮影設備や人手が必要でした。ドローンでの撮影は、それに比べると、設備や人手をぐっと抑えることができます。
ドローンのデメリット
- フライト時間の制限
燃料を積んだヘリとは異なり、多くのドローンは手軽な充電式を採用しているために、飛行時間に制限があります。
DJI社の最新モデルでは、一回の充電で30分弱は飛行できます。
- 強風や悪天候に弱い
小型で軽量なドローンは雨風に弱く、悪天候での撮影を苦手としています。普段の撮影以上に天候への配慮が必要です。
- 最高高度に制限がある
ドローンは、安全面でも法律でも、最高高度に制限があります。航空法で定められた日本での最高高度は150m、DJI社のPhantomの高度制限は500mです。
スタビライザーのメリット
- ブレのないスムーズな映像
プロでもない限り、テレビで見るようなブレのない映像を撮影するのは難しいもの。でも、スタビライザーを使えば、その悩みも解決です。以前より低価格のものが増え、自由度の高い、スムーズな映像が気軽に撮影できるようになりました。
スタビライザーのデメリット
- デメリットは特にありません!ぜひ、実際に使ってみてください。
最新の撮影機器のメリット・デメリットを整理したところで、早速その映像を見てみましょう。
1.世界最大の洞窟にドローンが潜入
全長9km、最大高約240mの世界最大級の洞窟ベトナムのソンドン洞。トンネルの中のジャングルを上から見下ろす映像は、まさにドローンならではのアングルです。
ドローンでの空撮のカットは00:37からです。
2.宝石のような夜景。空から見たドバイの4K映像
中東屈指の金融都市であるドバイ。アイコニックな建物にここまで接近できるのは、他の空撮には真似できないドローンだけの魅力ですね。夜景も鮮明に映し出されています。DJI社のドローンInspire1・Phantom2を使用しています。
3.スピード感溢れる撮影もお手の物
DJI社の手持ちジンバル※1「RONIN」を使用した映像がこちらです。疾走するローラースケートを地面すれすれから追い、ビルを駆け抜ける男性の動きもブレることなく撮影しています。疾走感のある映像ですね。
※1センサーで手ぶれを補正するスタビライザーのこと
4.東京を片手で気軽に撮影
ナイトシーンや素早い動きも完璧に捉え、ハンディサイズのカメラで撮影したとは思えないほどのクオリティーで東京の姿が映し出されています。
DJI社のスタビライザー、OSMOを使用しています。
5.子どものお散歩がPV級の映像に
最後にもう一つ、DJI社のOSMOを使用した海外の映像を紹介します。海辺を散歩する息子さんを撮影しただけの映像なのですが、まるでアーティストのPVのような質感です。こんな映像がたった一人で撮影できるなんて、最新の撮影機材のパワーはすごいですね。
質のよい映像が気軽に撮影できる時代に
いかがでしたか?ドローン・スタビライザーに代表される撮影機材の質の向上により、以前よりも比較的安価に、迫力ある映像を撮影することが可能になってきています。
弊社では、こちらの記事で紹介したような、最新の機材を使った撮影にも対応しております。お気軽にお問い合わせください。
お問い合わせはこちら