効果を出す動画制作のコツは、「もう一度見たい!」だった。


CM, YouTube, ウェブ・・・色々なメディアで多くの動画が制作・公開されていますが、きちんと本来の目的を果たせていますか?この記事では、動画が広告やプロモーションで狙った効果を出すためには、なぜ「もう一度見たい!」が大切なのか、そして思わず「もう一度見たい!」と言ってしまう動画を紹介します。

 

動画が効果を出すには、一度だけの視聴で十分なのでしょうか?

企業や個人が動画を制作するとき、その動画には必ず何か目的があります。目的には、認知度アップ、YouTubeでの再生回数上位、イメージアップ、プロモーションなど、さまざまなものがあります。しかし、動画を視聴者に一度見せるだけで、製作者の狙い通りの効果を得られるものなのでしょうか?

 

残念ながら、その答えは「No.」です。よほどの名作動画であれば、一度見るだけで視聴者から期待通りの結果を得られるかもしれませんが、大半の動画はそうではありません。この、広告との接触頻度と、視聴者の記憶・行動にかんする理論として有名なものに、「スリーヒッツ理論」と「セブンヒッツ理論」があります。

 

スリーヒッツ理論

クラグマン(H.E.Krugman)が1972年に提唱した理論。人は広告との1回目の接触で注意を引かれ、2回目の接触で興味が喚起され、3回目で行動を起こす、というもの。

 

セブンヒッツ理論

消費者がコマーシャルに7回接触すると、 お店でその商品が並んでいる売り場に行った時、その商品を選ぶ確率が高くなる、という広告業界での経験則。

 

どちらの理論も、CMなどの従来の広告についての理論ですし、人の記憶力はその人の興味関心によって左右されます。ですので、この理論をそのままウェブ動画広告などに当てはめることはできません。ですが、「動画を1度見せただけで、狙ったマーケティング効果を得るのは難しい。」ということは間違いなさそうです。

 

ウェブ動画広告で狙った効果が得られる接触回数は3回?7回?

それでは、YouTubeや企業のWebページに掲載されている動画広告であれば、何回視聴されれば、視聴者に狙った効果を及ぼすことができるのでしょうか?残念ながら、この問いに対する明確な答えはありません。

しかし、自分の経験則から考えると、自動再生される広告でなければ、同じウェブ動画を2回以上見るのは稀なことです。それだけに、2回以上見た動画は、かなり印象に残った部類だと言えます。

ということは、逆説的に考えると「二度見される動画」、つまり、「もう一度見たい!」と視聴者に思わせる動画であれば、かなりの確率で狙った効果を得られるのではないでしょうか。それでは、思わずもう一度見たいと思ってしまう動画の事例を紹介します。

 

1.犯人捜しこそが、犯人の思うツボ。Whodunnit?

クラシカルなミステリー映画風のYouTube動画です。探偵風の男性が容疑者にアリバイを確認していきます。謎が解き明かされ、事件は無事解決!と、思ったところで新たな事件が発生します。こういったなぞなぞ形式の動画はシェアされやすいので、認知度アップには効果的な手法でしょう。

 

 

2.青春のラブストーリー動画に隠されたメッセージ。Evan

図書室の机で交わされる、顔も知らない誰かとのメッセージ交換。ある日、ささいなことがきっかけでその相手が判明します。青春映画の王道とも言えるストーリーですが、アメリカのNPOが制作したこの動画には、それ以上のメッセージが込められています。視聴者に強い印象を残すPR動画です。

 

 

 

3.豪快すぎるオチをもう一度見たくなる動画広告。Apple

今までは、謎かけや伏線で「もう一度見たい!」と思わせる動画ばかりですが、こちらは少し違ったタイプの動画広告です。謎かけも伏線もありませんが、登場人物とオチとのギャップがすごすぎて、思わず二度見してしまいます。(何度も見るのはかわいそうな気持ちにもなりますが・・・。)

 

 

「もう一度見たい動画」でより効果的な動画マーケティングを。

いかがでしたか?思わず二度見してしまった動画はありましたか?多くの動画があふれている現代において、視聴者に二度見させる動画は、それだけで大きな力を持っています。弊社では、企業や商品の個性を引き出し、視聴者に強い印象を残す動画を制作しております。ぜひ一度お問合せください。

 

 


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