動画広告を評価する際に、再生回数だけに注目していませんか?実は、再生回数と同じくらい、「再生時間=視聴途中で離脱されないこと」は重要です。
この記事では、視聴者に途中で離脱されない動画広告のコツと、離脱率ダウンの参考になりそうな、海外の動画事例を紹介しています。
なぜ動画の途中離脱が問題なのか?再生時間が重要な理由
そもそも、なぜ視聴者に動画をスキップされることが問題なのでしょうか?「視聴者に届けたい情報を届けられない」「記憶に残らない」「効果を得られない」こういったデメリットは、見られない広告の弊害として、動画以外の分野にも当てはまります。
動画広告の途中離脱は、ネットの世界においては特別な問題につながります。実は、動画の再生時間はSEOで重視される要素の1つなのです。YouTube公式ブログにも「再生時間を重要視して、視聴者に提案する」ということが明記されています。※1
YouTubeがGoogleの傘下であることを踏まえれば、Googleの検索システムも、同じように考え、再生時間の長い動画を上位に提案するようになっているだろうことは、容易に想像がつきます。
つまり、動画の途中離脱は、SEOにマイナスの効果があるのです。
動画の途中離脱を防ぐ、最後まで見てもらうためのアイディアは?
それでは、実際に視聴者を動画の途中で離脱させないためのアイディアを3つ紹介します。
1.オープニングにこだわる
YouTubeの視聴者維持率レポート※2には、「動画の冒頭15秒に注意すること」と書かれています。再生をやめる視聴者が最も多いのがこのタイミングだからです。冒頭で、視聴者に「続きを見たい!」と思わせる構成が重要です。社名・商品名などのブランド情報を冒頭で提示するのもおすすめです。
2.動画の長さに注意する
動画全体の理想的な長さは、内容と目的に応じて変わるので一概には言えません。しかし、2015年末のYouTubeランキングで、上位の広告の平均時間は約3分となっています。
ですので、これを1つの目安としてみてはいかがでしょうか。※3
3.的確なタイトルとサムネイル
動画を見るかどうかを決める時に視聴者がチェックするのは、サムネイルとタイトルです。どちらも動画の内容を的確にあらわし、動画を見たいと思わせるような内容にしましょう。
それでは、視聴者の途中離脱を防ぐ参考になりそうな、海外の動画事例を見てみましょう。
冒頭の違和感で視聴者の心をつかむ。ASICS America
途中離脱防止のアイディアとして紹介した、オープニングにこだわった動画です。冒頭にいきなり、「PASTA TEST」という文字と、スニーカーを登場させ、その不思議な組み合わせで視聴者の興味を引き付けます。商品をしっかり映し出しているので、ブランディングも完璧です。
広告をスキップしたくてたまらない心理を巧みに利用。MINI
YouTubeの動画再生前に表示されるプレロール広告。早くスキップボタンを押したくてイライラしてしまいますよね。こちらの動画広告は、その心理を逆手に取ったアイディアが光ります。
あなたはこの動画広告を途中でスキップできるでしょうか?(実際の動画広告は0:34より)
さいごに。視聴者を最後まで引き付ける動画で、効果的なプロモーションを
どの動画も、最後まで見てもらうための工夫が良く練られていましたね。せっかく制作した動画も、途中で離脱されては意味がありません。弊社は、ABテストなどを実施し、効果にこだわった動画を制作しております。お気軽にお問い合わせください。
出典・参考:
※1: https://youtube-creators-jp.googleblog.com/2012/09/youtube-now.html
※2: https://support.google.com/youtube/answer/1715160?hl=ja
※3: https://creatoracademy.youtube.com/page/lesson/impact-metrics?hl=ja#yt-creators-strategies-3
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