これまで動画を制作して来なかった企業様にとって、動画制作は未知の世界。いざ“動画を制作しよう”となった際、担当者の好みや、今流行りの雰囲気物を目指しがちです。しかし、それでは動画制作のゴールである、「商品やサービスの認知」「販売促進(売上向上)」、「ブランドイメージアップ」に必ずしも繋がりません。
今回は、動画制作においての第一歩、”ターゲット設定”についてご紹介します。
はじめに。動画制作におけるターゲットとは。
よく”動画”と一言で表現されますが、動画には様々なジャンル・テイストが存在しています。
イラストを用いたコミカルな物から、ドラマ形式のストーリー物。淡々と内容を伝えるプレゼン形式の物など、様々な表現方法があります。
また、同じジャンル/テイストの動画においても、BGMや出演者・ナレーターによってイメージや視聴対象が大きく変わることもあります。
様々な要素を取り入れて表現を行う動画制作において、“伝えたいことの核心”を届けるためには、「誰に伝えたいか」というターゲット設定を行うことが、非常に重要な工程となっています。
動画コンテンツは好みが分かれる
動画は年齢・性別・社会的立場など、視聴者が属する様々な要素で好みが分かれます。
例えば、大晦日のNHK紅白歌合戦。
家族で紅白歌合戦を観ていると、最新曲ではおじいちゃん・おばあちゃんが。過去の流行曲などでは、子供達が席を外すことはありませんか?
最新曲も、過去の流行曲も、どちらも素晴らしい楽曲・演出にも関わらず、“視聴対象者によって興味を持ってもらえない”といった事が、往往にして発生します。場合によっては、学生に大人気のグループを見て「なんだこれは」と文句を言い始めてしまう、大人も出てきてしまうのです。
「紅白歌合戦という毎年決まったコンセプトの枠内においても、楽曲や歌い手・演出方法などによって反応が大きく変わってしまうこと」は、視聴者に応じて結果が異なる例ではないでしょうか。
届けたい相手(ターゲット)を決めることは重要。
前述、紅白歌合戦のように、同じコンテンツにおいても、視聴者の属性によって異なる結果となってしまうのが、動画です。
実際に購入・行動に移してもらうためには、まずターゲットを設定し、
- 商品・サービスを最も伝えたい相手(ターゲット)は誰か?
- そのターゲットに興味を持ってもらう内容とは何か?
- ターゲットに対して理解を得られやすい伝え方とは?
などを整理することが非常に重要となります。
制作の大前提として、本当に伝えたい相手にとって有益な情報・テイスト・伝え方である必要があります。
さいごに。動画制作は、自社事業の未来について考えるきっかけとなる
広告動画制作は自社の事業や商品はもちろん、どんなお客様に、どのような方法で伝えるかを改めて考え直す必要があります。
ターゲットを考え、企画制作することで動画そのものの効果が倍増することも往往にして起こります。自社事業のお客様・未来を見つめ直すことで、新たなビジネスアイデアが生まれることもあります。
「自社事業の未来について考え、動画として形にすること」は、ただのPRとしてだけではなく、自社の事業・サービス方向性の指針を見直す良いキッカケとなります。
Ad Archでは、動画を効果的なコンテンツへと発展させるために、企画前段階のコンサルティングも行っています。制作をご検討の際はぜひお声がけください。