近年、タクシー内で動画広告を見かける機会が増えていませんか?
今まではウィンドウに貼ってあるステッカーや、透明のボックスに入ったパンフレットなどが主流でした。しかし2018年頃からタブレット端末を利用した広告がタクシー車内に増え始めています。
今回はそんなタクシーの動画広告について紹介していきます。
はじめに。タクシーの動画広告のメリットとは?
数多くの動画広告があるなか、あえてタクシー内に自社の動画広告を出すメリットや強みというのは一体どういったものなのでしょうか?3つのポイントを紹介いたします。
1.閉じた空間で乗客の注意を惹くことができる
日本交通の調べにより、タクシーの乗車時間の平均は約18分ということが分かりました。そこから考えますと、約18分の間は、半ば強制的にタクシー内の動画広告を目にすることに。乗客は閉じた空間でついつい動画を見てしまうので、認知度の向上が期待できます。
タクシーのメーターが稼働した瞬間に動画が始まるので自然と目を惹きますし、見たくなければ動画を消すこともできるため、サービスや商品のポジティブな印象を与えることができます。
参考URL◇https://www.nihon-kotsu.co.jp/sp/about/release/160714.html◇https://jp.techcrunch.com/2016/07/14/nihonkotsu-freakout-iris/
2.経営者や役職についたビジネスマンの目に止まりやすくなる
タクシーの利用客は仕事の移動や帰宅に利用するビジネスマン、経営者、高額所得者や高齢者などが考えられます。
そのためビジネス上に必要なサービスの広告にとっては良い市場ですし、決済権を持った役職の方が目にする機会も増えるので、動画を見たあとのアクションにつながりやすくなります。
また高齢者の利用も期待できますので、ターゲットが絞りやすくなるのも特徴です。
3.性別に合わせた広告動画でマーケティングが可能に
「顔認証機能」の付いた端末を設置しているタクシーも増え、乗客が男性か女性かを瞬時に判断し、それぞれにあった広告を流すことも可能となりました。そのため広告のミスマッチを防ぐことができ、サービスや商品の購買意欲を高めることができます。
もちろん顔認証のデータは判定をしたあとすぐに破棄されますので、サーバーに情報は残りません。
これらの3つのポイントから、タクシーの動画広告には多くのメリットや効果が期待できるとお分かり頂けたでしょうか?
それでは実際の動画を3つ見ていきましょう。
1.経営者をターゲットとした「モチベーションクラウド」
経営者の誰もが悩むような「社員のモチベーションをあげるにはどうしたらいいの?」という疑問がコミカルに描かれています。
目に見えない「モチベーション」というものを一体どう扱うサービスなのか?本当に効果はあるのか?と興味を惹き、モチベーションクラウドの知名度を上げると共に、その場でスマホを使って調べたくなるような動画に仕上がっています。
2.契約書のちょっとした不満を解消「クラウドサイン」
ビジネスシーンで日常的に起こるちょっとした「不便」や「不満」はできるだけ無くしたいと思いませんか?
こちらは契約書に関する不便を解消できるクラウドサインの動画です。当たり前と思っていた紙の契約書がクラウド化できる!という新しい発見を視聴者へ与えるのに一役買っています。
3.より深いペルソナへ届けるための「KARTE」
マーケティングに必要な「ターゲット」や「ペルソナ」。しかしそれらをもしかしたら表面的にしか把握できていないのでは?そう、一度立ち止まって考えるきっかけを与えてくれるのがKARTEの動画です。
タクシーを利用する客層の中にはマーケティングを常に意識したビジネスマンもフリーランスも多く存在するでしょう。そういった利用客へ向けて高い訴求効果をもたらします。
さいごに。これから拡大が予想されるタクシーの動画広告
2020年の東京オリンピックに向け、ますますタクシー利用者も増えていくことでしょう。また、タクシー内のディスプレイを企画開発している株式会社IRISは、都心のみならず地方で拡大も予定しているとのこと。
さらに他のタクシー広告と比べ、動画は「最もじっくり見てしまう広告」としての統計も出ています。そう考えると、タクシーの動画広告というのは今後ますます注目されるコンテンツになると予想されますね。
動画を制作するには企画から完成まである程度の時間が必要です。タクシー広告をお考えの場合は早めに一度、アドアーチまでお問い合わせ下さい。
参考URL◇https://media-radar.jp/contents/meditsubu/taxi/◇https://markezine.jp/article/detail/31054