こんにちは、アドアーチの白川です。
今回はビジネスで動画活用を検討している方向けに、売上を伸ばす動画ってどんな動画?について取り上げたいと思います。
私は以前、大手通販会社で動画プロデューサーをしていました。どちらかというと、TVCMをメインで担当していましたが、佐世保本社でTV通販に関する勤務をさせて頂いた経験から、「売れる動画ってどんな動画か?」を考え抜いた経緯があります。
動画プロモーションは日々進化しており、かつ商材によって売れる演出が変わってくるので、一概には言えませんが、今回は私が考える「売上を伸ばす動画」についてまとめました。
1.動画で売上を伸ばすために初めに考えるべきこと
動画をビジネス活用する際に、最も大切なことは「動画の目的」を考えること。です。
動画制作においての「目的」は非常に重要で、見せたい物事が増えると少しずつ目的がずれてしまうことがあります。
今回のテーマ「売上を伸ばす動画」の目的は「売上UP」だと思うので、その上で動画を制作する場合は「売る」が目的となります。
商品を買いたいと視聴者が興味を持つ、商品そのものの魅力は何か?
目的に沿って考え抜く必要があります。
2.「商品そのものを」覚えてもらう・印象付ける
動画で訴求する際に「目立つ」「覚えてもらう」ことを意識することは一般的と思いますが、「商品そのもの」が印象付いている動画は意外と少ないかもしれません。
背景や音楽が目立っていても、それは“動画”が目立っているだけであって、“商品”や“サービス”が目立っているわけではありません。
私たちは、動画そのものを目立たせたいわけではなく、前述の「売上」を伸ばすための動画は、その大元である商品を見せる必要があります。
では、商品そのものを印象付けるためにすべきことですが、例えば、「全カットに商品を必ず入れておく」ことも有効です。
その他、無数の方法がありますが、動画の良し悪しを判断する際に「商品が目立っているか」の目線で判断すると、良いと思います。
3.情報を精査する
「売る」ために視聴者に伝えるべき情報は何があるか?を客観的に考え、優先順位をつけて表現していくことが大切です。
動画制作をしていると、「“ついでに”あれこれも伝えておこう」という意識が働いてしまい、情報過多になる場合があります。
動画は視覚・聴覚を刺激することもあり、シンプルに構成しても画面内情報量が非常に多いため、「売るため」に必要な要素以外を極力省くことも一つの方法です。
例えば、あなたが町のケーキ屋さんだとします。
伝えたいことは「場所」「目玉のケーキ」「連絡先」「誕生日やクリスマスなどのイベント対応」「品質」「シェフ」など様々な要素があると思います。
どれも大切な情報ではありますが、何より大切なこと(目的)は、「売れること」であるため、競合店との比較・自店の優位性などを考え、最も売れる訴求を見出す必要があります。
そうすると、伝えるべきことと考えていた要素が、実は必要無かったということもあります。
最後に。動画企画制作は戦略的に
動画制作が一般化することで、動画の企画制作のハードルが下がってきました。
しかし、動画はあるだけでは機能しなくなっています。
結果を出すために、「目的」「商品の目立たせ方」「情報精査」など様々な要素を包括的に考え、動画表現に反映することが大切だと思います。
(昨今はさらに、マーケティング/動画運用の要素も強くなってきています)
動画の企画制作についてお悩みのある方はぜひ、お問い合わせください。