インターネット利用に伴い、1日に受け取る情報量が増加しています。
情報量の増加に伴い、動画の利用・活用も増加傾向にあり、様々なコンテンツが日々生まれています。
多くの動画コンテンツがある中で、少しでも視聴者の記憶に残すための一つの手法として、“視聴者の心を動かすような感動的なストーリー動画”があります。
今回は、“感動系、心に響く動画3選”をご紹介します。
はじめに
広告の4大アイデアをご存知でしょうか。動画広告には「共感してもらう」「好感してもらう」「Fun(楽しんでもらう)」「権威(納得してもらう)」の4大アイデアと呼ばれる、「人の心を動かす」テクニックがあります。
それらは通常時、どれか一つを主軸として企画立案されるものとなりますが、感動するような感情に訴える動画については、「共感・好感・Fun」の4つの内の3つの項目を満たす、動画となり得ると言われています。
いずれの手法においても、視聴者の心を動かし、記憶に残すことはとても重要です。
特に人の感情を動かす動画は「記憶に残りやすい」メリットがあります。
人は常に合理的な行動をしているわけではありませんので、単純に「これ、いいな」と共感を持ったものに好意を抱き、誰かに他人に共有したくなるという性質を持っています。
YouTube上では「感動的な動画を〇〇に見せたら号泣した」といったような、感動する動画を第3者が視聴して、その様子を紹介する動画に発展し、じわじわと長く拡散することがあります。
ここからは、感情の4大アイデアのうち、「共感」と「好感」に注目した広告動画を3つご紹介します
事例1:プロジェクトの認知度を向上する
Doveが主催するDove Self-Esteem Project(自己肯定感を高めるプロジェクト)の認知度向上動画です。
このプロジェクトは、若い世代の女性がソーシャルメディアに悪影響を受け、自分の容姿に自信が持てず日々の活動ができない事例があることから、「美しさは不安ではなく自信の源であるべき」と掲げ、活動をしています。
動画では、ソーシャルメディアの発言者を特殊映像で母親自身に置き換えることで、実の娘に対してどれだけ強い影響があるのかを伝えています。
SNSを日常的に使用している人にとって、心に届くインパクトを感じる動画になっています
事例2:ECサイトの販売促進をする
Amazonで展開された、「優しさは最高のプレゼント」をテーマとした販売促進動画です。
動画では、コロナ渦で慣れない環境や生活に孤独を抱える女子大生と、同じアパートに住む女性が登場します。
アパートですれ違っても目線を交わす程度の関係性でしたが、女性は悩んでいる様子の女子大学生を気にかけ、サプライズでAmazonを使ってクリスマスプレゼントを贈りました。
小さな行動や心遣いが誰かの人生を救う、心温まるストーリーです。
事例3:サービスの利用促進をする
こちらは、少子化の影響で国民皆保険制度(誰もが医療を受けられる制度)の存続が危機的状況にある現代において、ジェネリック医薬品の活用を促進する動画です。弊社にて企画制作を行いました。
動画では、大きな病気を乗り越えた3組の家族をインタビューを通してストーリーが進行します。
実際に同じような経験がある視聴者はもちろん、経験がない視聴者にとっても、改めて家族の大切さに気づき、「家族のためにできることはなんだろう。」と、視聴者自らの行動を見直すきっかけ作りを目指しました。
さいごに
「人の感情を動かす動画」は、企業にとっても大切にしたい想いを感情的に伝えることのできる動画演出手法です。
社外に対してだけではなく、社内向けインナーブランディングにも大きな良い影響を与える手法として、これまでとは一味違う動画マーケティングに挑戦したいとお考えのご担当者様は、ぜひ一度検討してみてはいかがでしょうか。
弊社では、このような丁寧に心を動かす動画の企画制作を行っております。
ぜひお気軽にご相談ください。