パンデミック以前のBtoBマーケットでは、リード獲得には対面営業や展示会が主流でしたが、コロナ流行で顧客との接触機会が激減しました。
そのため、新時代のマーケティングにおいてはオンライン化が加速し、動画コンテンツを活用する企業が増加しています。
「リード」とは?
リードとは、いわゆる「見込み顧客」のことを指します。
見込み顧客とは、今すぐには商談につながらないものの、企業の商品やサービスに興味を持ち、今後のアプローチ次第で将来的に購入してもらえる可能性が高い顧客のことです。
例えば、企業の製品発表会やセミナーに申し込んだり、Webサイトから資料請求などを行ったユーザーを「見込み顧客(=リード)」といえます。
見込み顧客の獲得には「リード管理」が重要
リード管理とは、様々なマーケティング手法を用いてリードを獲得し、獲得したリードに対して効果的なアプローチを行って情報を蓄積しつつ、購買まで繋げる一連の行程です。
大きく分けて3つのプロセスがあります。
1.リードジェネレーション…”新たなリードの獲得”
商品やサービスを認知していない潜在顧客のうち、購買に発展する可能性がある見込み顧客を獲得する
2.リードナーチャリング…”リードの育成”
1で獲得した見込み顧客に対して情報発信やフォローを行い、購買意欲を高めていく
3.リードクオリフィケーション…”リードの選別”
2で育成した見込み顧客のうち、より商品やサービスの購買行動に繋がりそうな見込み顧客を選別する
リード管理に動画が有効
あらゆる情報が溢れる現代では、購買に対する検討時間が長く複雑化しやすいため、特にリードナーチャリング(=見込み顧客の育成)が重要とされています。
そのため、情報が伝わりやすい「動画」を活用することで、リード獲得のための良好な関係性を効果的に築くことができます。
マーケティング動画のメリット
マーケティング動画は、自社WebサイトやSNS、オンライン展示会、メルマガなど多岐にわたって活用ができます。
例えば、オフラインでセミナーや製品発表会等を行う場合は、ライブ配信を行ったり撮影した動画を二次利用したりすることで、リード数が増え、より多くの人に訴求ができます。
マーケティング動画は様々な種類がありますが、今回は「直接的なプレゼン」「紹介」に着目し、海外のプレゼンテーション動画を3つご紹介します。
事例1:Apple Event
Apple社の製品発表動画です。
いくつかの最新Apple製品について、各製品を担当する役職者がプレゼンテーションをすることで、分かりやすく説得力があります。
また、各製品紹介の冒頭やプレゼン中にユーザーが実際に利用する場面の映像を挟むことで視聴者の興味関心を惹きます。
事例2:Google Marketing Live Keynote 2022
Google社が提供する「Google広告」のYouTubeチャンネル動画です。
最新の市場に対する広告のあり方を複数人の有識者がプレゼンテーションする様子をまとめています。
冒頭は、配信動画向けに司会者が要点を説明する映像が追加されており、オンラインならではのメリットを活用しています。
事例3:Samsung Galaxy Unpacked February 2022: Official Replay
サムスン社の製品発表動画です。
メインのコメンテーターが、サムスン製品をダイナミックな背景で紹介する所から始まり、製品毎のプレゼンターがリレー形式で動画を繋ぎながら製品説明をします。
臨場感にあふれる演出で、視聴者は思わず引き込まれます。
また、要所でSDGsに対する取り組みを紹介しており、企業のイメージ向上も期待できます。
さいごに
コロナ後の営業手法の進化はもちろん、5Gの普及や通信料金の引き下げなどで、今後もマーケティング動画の需要が加速していくことが予想されます。
動画を活用してニューノーマルな社会に合致したマーケティングをしたいとお考えのご担当者様は、ぜひ一度検討してみてはいかがでしょうか。
弊社ではJETROさん・JICAさんなどの国機関のプレゼン制作実績も多数あります。撮影した映像は、様々な動画コンテンツへの企画・編集まで一連の対応が可能です。
ぜひお気軽にご相談ください。